この記事でわかること
- サクラエディタで一括置換する基本操作
- 複数ファイルをまとめて置換する手順
- 簡単な正規表現(Regex)を使った置換の例
サクラエディタの一括置換は「実務で最強の時短テク」
ログの整形・CSVの修正・フォルダ内のテキストを一括で直したい…
こんなときに便利なのが サクラエディタの一括置換機能です。
一度覚えてしまえば、
「100行の修正が1クリックで終わる」レベルの破壊力があります。
今回は、初心者でも迷わないように、
基本の置換 → 複数ファイル置換 → かんたんRegex
という流れでやっていきます。
■ 基本の置換(単一ファイル)
まずは1つのファイルだけを置換するパターンから。
① 置換ダイアログを開く
上部メニューの
「検索」→「置換」
または Ctrl + H で開けます。
② 置換したい文字列を入力
- 検索する文字列
- 置換後の文字列
例:
「ERROR」を「ERR」に置き換える
③ “すべて置換” を押す
一瞬で全行が置換されます。
Undo(Ctrl + Z)で戻せるので気軽に使ってOK。
■ 複数ファイルをまとめて一括置換する方法
ここが今回の本命。
サクラエディタはファイル単体だけじゃなく、
フォルダ内の複数ファイルをまとめて置換することができます。
① Grep置換を開く
メニューの
「検索」→「Grep置換」 をクリック。
② フォルダを指定する
「フォルダ」欄で、
修正したいファイルが入ったフォルダを指定。
③ 対象拡張子を入力
例)
*.txt
*.log
*.csv
複数指定可能(;区切り)
例:*.txt;*.log
④ 置換内容を入力
- 検索文字列
- 置換文字列
⑤ 「置換実行」でスタート
これでフォルダ内のファイルを一括書き換えできます。
バックアップ機能もあるので安全です。
■ 正規表現(Regex)を使った置換(初級)
ここからは「ちょっと便利」な使い方。
実務だと、
「数字だけ抜きたい」
「固定パターンだけ直したい」
という場面がよく出てきます。
そこで役立つのが 簡単な正規表現。
● 数字だけを取り除く(例:ログの行番号削除)
検索欄:
[0-9]+
置換後は空欄にすると、数字だけ削除できます。
● 行頭の空白を全部消す
検索:
^\s+
置換:空欄
● メールアドレスだけを抽出
検索:
[A-Za-z0-9._%+-]+@[A-Za-z0-9.-]+\.[A-Za-z]{2,}
抽出後、抽出結果を置換で加工することもできます。
● 「任意の数字3桁」を特定の文字に置換
検索:
[0-9]{3}
置換:
###
こういう“ざっくり加工”は現場でよく使います。
■ よくある失敗と対処法
① 拡張子指定を忘れて結果がゼロ件
→ *.txt を入れ忘れがち。複数は ; 区切り。
② 全角スペースが混じっていてマッチしない
→ 置換前に “全角スペース → 半角スペース” を先に置換すると成功しやすい。
③ バックアップせずに実行してしまった
→ Grep置換前に「バックアップ作成」にチェックを入れると安全。
■ 実務で使う具体例
● ログのタイムスタンプを削除
「2025-01-01 10:00:00」 → 「10:00」だけにするなどの加工。
● CSVの区切り文字を全部変更
; → , へ一括変換。
● 特定のエラーだけ抽出して別ファイルへ
正規表現で抽出してから置換で加工する。
■ この記事で使った出典
出典:サクラエディタ公式ヘルプ(Grep置換・置換機能)
■ FAQ(よくある質問)
Q. Grep置換は元に戻せる?
A. 個別ファイルのUndoはできますが、複数ファイル置換は基本戻せないので、必ずバックアップを推奨。
Q. 正規表現は毎回チェックを入れるの?
A. Regexを使うときだけでOK。通常の置換は未チェックのままで問題なし。
Q. VSCodeよりサクラの置換のほうが強い?
A. 実務の“単純作業”はサクラが速い。
フォルダ置換・重いCSVの加工はサクラのほうが軽いことが多い。

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