インターネットの回線速度を表すときによく見る「上り」と「下り」。
どちらも「Mbps(メガビーピーエス)」という単位で表されますが、実は意味が全然違います。
- 下り(ダウンロード):データを受け取る速さ
例:YouTubeを見る、ゲームをダウンロードする、Webサイトを開く など - 上り(アップロード):データを送る速さ
例:Zoomで自分の映像を送信、ゲームで自分の操作をサーバーに伝える、SNSに写真を投稿 など
目次
どっちが大事?シーン別に解説
以下の表で代表的なシーン別に「上り・下りどちらが重要か」をまとめてみました。
利用シーン | 重視するべき速度 | 理由 |
---|---|---|
動画視聴(YouTube等) | 下り | 映像を受信するため |
ゲームプレイ(オンライン) | 両方 | ゲームの動きと入力を送受信するため |
テレビ会議(Zoom等) | 上り | 自分の映像・音声を相手に送るため |
SNS投稿(画像・動画) | 上り | ファイルのアップロードに時間がかかる |
ゲームのダウンロード | 下り | データ量が多く、速度で時間が変わる |
ゲームの場合は「上り」も見逃せない
「ゲーム=下りが大事」と思いがちですが、オンライン対戦ゲームでは上り速度もかなり重要です。
- ラグが起こる
- 自分の操作が相手に伝わるまでに時間がかかる
- ボイスチャットが途切れる
といった問題は、上り速度の不足や不安定さによっても発生します。
推奨される回線速度の目安
用途 | 下り速度の目安 | 上り速度の目安 |
---|---|---|
動画視聴(HD) | 5〜10Mbps | 1Mbps〜 |
オンラインゲーム | 30Mbps以上 | 10Mbps以上 |
ビデオ通話(Zoom) | 5Mbps〜 | 5Mbps〜 |
配信(YouTube Live) | 20Mbps〜 | 15〜30Mbps |
※ベストエフォートの回線では、実際に出る速度は契約上限の半分以下のこともあるので注意!
速度が遅いと感じたらやるべきこと
- 有線接続に切り替える(LANケーブルを使う)
- Wi-Fiルーターの場所を見直す(壁や家電に注意)
- 通信時間帯を避ける(夜間は混みやすい)
- プロバイダの見直し(IPv6対応や速度改善に強い業者へ)
まとめ:どっちも大事だけど、使い方で変わる!
- 動画を見るだけなら「下り」が大事
- 配信・オンラインゲーム・ビデオ通話なら「上り」も重要!
目的によって最適な回線環境は変わるので、自分の使い方を知ることが大事です。
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