「AIって最近よく聞くけど、自分に関係あるのかな…」 そう感じている方こそ、実はJavaScriptと組み合わせれば、身近な業務や趣味の自動化に活かせます。 この記事では、Webブラウザだけで動くAIアプリの基本を、5つの具体例と一緒に紹介します。 コードを見ながら「ちょっと動かしてみたい」が叶う、ジェネレーティブAIの導入ガイドです。
目次
1. ジェネレーティブAIってなに?
ざっくり言うと「何かを生成するAI」のこと。
- 文章、画像、音声、コードなどを“作る”のが得意
- ChatGPT、Stable Diffusion、Midjourneyなどが代表例
JavaScriptと組み合わせると、ブラウザ上で誰でもAIを動かせるのが最大のメリットです。
2. ブラウザで使えるAI技術の例
名前 | 内容 |
---|---|
TensorFlow.js | ブラウザ上での機械学習ライブラリ |
OpenAI API | ChatGPTのテキスト生成を呼び出せるAPI |
Replicate API | 画像生成モデル(Stable Diffusionなど) |
Vocode / ElevenLabs | 音声生成、TTS(Text-to-Speech) |
3. よく使われる5つの活用例(+想定シーン)
① テキスト要約・生成(ChatGPT API)
const res = await fetch("https://api.openai.com/v1/chat/completions", {...});
→ 会議メモの要約、問い合わせ返信の自動作成などに便利
② 音声読み上げ(TTS)
const utterance = new SpeechSynthesisUtterance("こんにちは!");
speechSynthesis.speak(utterance);
→ ランディングページでのナレーションや音声案内に◎
③ 画像生成(Replicate API × Stable Diffusion)
fetch("https://api.replicate.com/...", { method: "POST", body: ... })
→ SNSのアイキャッチ、ブログ画像自動作成にも
④ 手書き文字認識(TensorFlow.js)
→ アンケートや学習アプリでの簡易OCRとして使える
⑤ コード補完やLint補助(簡易AI補助)
→ 自作のミニAIコパイロットをエディターに埋め込める
4. 実務や学習での使い方アイデア
- 社内FAQをAIに聞けるチャット化(OpenAI)
- サムネイル自動生成で毎回の作業を軽減(Replicate)
- Webアプリの案内ボイスを自動化(TTS)
- JavaScriptのエラーチェックをAIに任せる(OpenAI)
💡 特に「デザイナー不在の開発現場」「時間がない現場」ほど活用メリット大
5. 注意点とこれから
- APIキーの管理は必須(環境変数や.envなど)
- 無料枠の制限やレスポンス遅延もあるため、用途を見極めて
- 精度やトーンのコントロールはやや試行錯誤が必要
とはいえ、試すだけなら無料〜低コストで始められるのが魅力。
まとめ
ジェネレーティブAIは、難しそうに見えて実は「ちょっとした自動化ツール」からスタートできます。 JavaScriptと組み合わせれば、日々の業務や学習の中で「役立つAI」を体感しながら使うことができます。 まずは1つ、今日中に“試してみる”のが第一歩です。
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