✅ この記事でわかること
- ポート番号の役割と仕組み
- IPアドレスとの違いと関係性
- よく使われる代表的なポート番号の例
はじめに:ポート番号って聞いたことある?
ネットの設定やセキュリティの話で「ポート番号」という言葉、聞いたことある人も多いはず。
でも「なんとなく難しそう」と思ってスルーしてる人も多いんじゃないかな。
この記事では、ネット初心者でもわかるように「ポート番号ってそもそも何?」をざっくり解説していきます!
IPアドレスとの関係:住所+部屋番号でイメージしよう
まず、ポート番号の前にちょっとだけ「IPアドレス」のおさらい。
IPアドレスは、ネット上の“住所”みたいなもの。
でも、同じ住所に複数のサービス(メール、Web、ゲームなど)が住んでいたらどうなる?
そこで登場するのが「ポート番号=部屋番号」です。
項目 | 例 | 役割 |
---|---|---|
IPアドレス | 192.168.0.1 | インターネット上の住所 |
ポート番号 | :80、:443など | サービスの入り口番号 |
たとえば「192.168.0.1:80」は「この家の80番の部屋(Webサービス)にアクセスしてね!」という意味になります。
どんなときに使われるの?
実は、ネットで何かするたびに裏側でポート番号が使われてるんです。
ブラウザでWebサイトを見るのも、メールを送るのも、すべて特定のポート番号が使われて通信しています。
よく使われるポート番号の例
ポート番号 | 使用例 | 内容 |
---|---|---|
80 | Web閲覧(HTTP) | 通常のWebサイト表示用 |
443 | Web閲覧(HTTPS) | 暗号化されたWebサイト用 |
25 | メール送信(SMTP) | メールを送るときに使う |
110 | メール受信(POP3) | 昔ながらのメール受信方法 |
22 | SSH | サーバーの遠隔操作など |
これらは「よく使われる決まった番号(Well-known ports)」と呼ばれていて、システム側でも自動的に判断されることが多いです。
ポートが閉じてるとどうなるの?
ポートが開いていないと、外部からの通信が遮断されてしまいます。
たとえば、Webサーバーを立てたのにポート80が閉じていたら、誰もアクセスできません。
逆に、不要なポートが開いているとセキュリティ上のリスクになるので、必要なものだけを開けておくのが基本。
ファイアウォールとの関係
ファイアウォールは「通す通信・ブロックする通信を仕分けする門番」。
この門番が「ポート番号」を見て、通すかどうかを判断しています。
だから、ポート番号の設定ってセキュリティにも関係するんです。
よくある質問(FAQ)
Q1. ポート番号って全部で何個あるの?
A. 0〜65535まであります(実際によく使うのは一部だけです)
Q2. 自分のPCが使っているポート番号はどうやって確認するの?
A. Windowsならnetstat -an
コマンド、Mac/Linuxでも同様に確認できます
Q3. ゲームで「ポート開放してください」と出たけど何のこと?
A. ゲームの通信に必要なポート番号を外部から使えるようにする設定のことです(ルーター側の設定が必要)
まとめ
- ポート番号はIPアドレスと組み合わせて、ネット上での“住所+部屋番号”の役割を果たす
- サービスごとに使うポート番号が決まっていて、正しく開放されている必要がある
- セキュリティやネット設定でよく登場するので、基礎だけでも押さえておくと安心
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