- ローカル環境と本番環境の違い
- 各環境の役割と特徴
- 「ローカルでは動くのに本番では動かない」問題の原因
目次
ローカルと本番ってなに?
まずはざっくりと違いを表にまとめてみます。
環境 | 動作する場所 | 見る人 |
---|---|---|
ローカル環境 | 自分のパソコン | 開発者だけ |
本番環境 | 公開サーバー(インターネット上) | 一般のユーザー |
つまり、
ローカル=開発用、本番=ユーザーが実際に使う環境ということです。
各環境の役割と特徴
ローカル環境(開発用)
- 自分のPC上で開発・動作確認を行う環境
- 失敗しても他人に影響しないので気軽に試せる
- HTML、CSS、JavaScriptの表示確認などに最適
ステージング・テスト環境(中間確認)
- 本番環境に近い構成で動作を事前にチェック
- チーム開発での動作確認やリリース前の検証に使われる
- 公開前のリハーサルのような位置づけ
本番環境(公開用)
- 実際にユーザーがアクセスする場所
- ミスや不具合があると、信用やユーザー体験に影響する
- 安定性・パフォーマンス重視の運用が必要
「ローカルでは動いたのに本番で動かない」あるある
こんなトラブル、経験ある人も多いかもしれません。
- 大文字・小文字の違い
→ ローカル(Windows)は気にしなくても、本番(Linux)ではエラーになることも - 環境変数が設定されていない
→.env
ファイルの設定漏れなど - ツールやライブラリのバージョンが違う
→ Node.jsのバージョン差で挙動が変わることも
環境ごとの特徴まとめ
比較項目 | ローカル環境 | 本番環境 |
---|---|---|
操作できる人 | 開発者 | ユーザー向け |
トラブル影響 | 自分だけ | 多数のユーザー |
データ量 | 小規模 | 本番データ使用 |
スピード | 速い(手元) | 通信や負荷の影響あり |
まとめ
- ローカル環境は「開発や試行錯誤」の場所
- 本番環境は「ユーザーが使う正式な場所」
- テスト環境を挟むことでミスを防げる
- 違いを知っておくことで、トラブル回避につながる
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