package.jsonの読み方入門｜初心者でもわかる！スクリプトや依存関係の基本をやさしく解説

このページでわかること

• package.jsonって何者？どんな役割があるの？
• よく出てくるプロパティの意味と使い方
• 実際に見るときのチェックポイント

package.jsonってなにもの？

簡単に言うと、Node.jsプロジェクトの設定ファイル＆命令リストです。

「このプロジェクト、どんなライブラリ使ってるの？」「どうやって起動するの？」といった情報がぎゅっと詰まっています。

プログラムの“取扱説明書”みたいな存在ですね。

たとえば、ReactやExpressなどを使ったアプリを開発しているとき、package.jsonがないとライブラリの管理も、起動の仕方もわからなくなってしまいます。

代表的なプロパティの意味

scriptsってなに？

scriptsは、npm runで呼び出せるコマンドを定義しておくところです。

"scripts": {
  "start": "node index.js",
  "dev": "nodemon index.js",
  "build": "webpack"
}

• npm run start → アプリ起動
• npm run dev → 自動再起動付きで起動（開発用）
• npm run build → ビルド処理

こうしておくと、チームメンバーも迷わず使えるし、自分でも毎回長いコマンド打たなくてすむのでとても便利です。

dependenciesとdevDependenciesの違い

依存関係（dependencies）は、2つに分かれています：

インストール時のコマンドで区別されます：

• 本番用：npm install ライブラリ名
• 開発用：npm install --save-dev ライブラリ名

Point：本番環境に不要なものはdevDependenciesへ！

実際のpackage.jsonの例

{
  "name": "my-app",
  "version": "1.0.0",
  "description": "練習用Node.jsアプリ",
  "main": "index.js",
  "scripts": {
    "start": "node index.js",
    "dev": "nodemon index.js",
    "test": "jest"
  },
  "dependencies": {
    "express": "^4.18.2"
  },
  "devDependencies": {
    "nodemon": "^2.0.22",
    "jest": "^29.0.0"
  }
}

この例だけでも、だいぶイメージがつかめるのではないでしょうか？

よくある疑問Q&A

Q. package-lock.jsonはGitに入れるべき？
A. はい、入れるべきです！依存ライブラリのバージョンを固定できるので、他の人がクローンしたときも同じ状態で動作させられます。

Q. scriptsって自分でいくつでも追加していいの？
A. もちろんOK！開発用コマンドやテスト、自動整形など自由にカスタムできます。

Q. JSONの構文エラーってすぐ気づける？
A. VSCodeなどのエディタなら自動で構文エラーをチェックしてくれます。気楽にいきましょう。

まとめ

• package.jsonはNode.jsプロジェクトの「設計図」兼「命令セット」
• よく使うのは scripts, dependencies, devDependencies
• npm runでスクリプトが簡単に実行できる
• ライブラリの区分けがプロジェクトの安定性に直結する

最初はなんだか見慣れない書き方で戸惑うかもしれませんが、慣れてくると「このプロジェクト、こういう風に動くんだな〜」って読めるようになります。

ぜひ、一度じっくり読んでみて、package.jsonと仲良くなってください！